2017年11月12日 今年で3回目のツールドおきなわ100km U-39 カテゴリーに出場です。
今年は、チームメイトの水町さんの会社の保有するカヌチャベイのコテージにに宿泊でした。
6時から順次出発する自転車の輸送と、スタート地点までのバスに乗るため、4時起床の5時出発です。
7時前に奥共同店の前に到着です。スタートまで3時間近くあるため、その間に持ち込んだ補給をこ小分けして摂取します。持ち込んだのは、パン、お餅3個、バナナ3本と各種ゼリー飲料などをゆっくり時間をかけてこまめに摂取しました。
10時10分にレーススタート。
シードゼッケンのため、2列目に位置取りしました。ローリングスタートで奥の上りに入ります。どういう訳か、先導車が何時までたってもリアルスタートを切らない。お陰で後ろから着た選手が狭いスペースに割り込んで来て危なくて仕方がない。
奥の上りの3分の1ほどだろうか。ようやくリアルスタートが切られる。様子を見ていたけど、可もなく不可でもないペース。去年よりは遅かったかもしれない。奥から海岸沿いに出る下りは、前方で展開しておかないと前が詰まって走り難い事を経験済みだったので、後ろから上がって来た選手に被せられてポジションを絶対に下げない事は、予め決めていた。落車に巻き込まれるならば、集団の脚が合わないスタート後間も無くだと予測していたから。
10-20番手位で奥の上りとアップダウンをクリア。よく転がるホイールを履かせているので、何もしなくても先頭付近に出られる。そのまま先頭で下って速度を維持する程度で脚を回す。人の為に前を引いても仕方がないので、適当なところで道路右車線に出て後方を振り返ると、20人ほど棒状になった後ろに道路いっぱいの大集団。
見た瞬間に、突然の大落車。それは激しく、見ていた感じでは真ん中辺りから左右に選手がなぎ倒されていき、道路を封鎖するくらいだったと思う。ボトルが吹き飛んだのが見えたけど、ボトルをゲージに戻す時に接触が起こったのだろうか‥。
かなりの選手が巻き込まれた模様で、優勝を狙っていたギンリンの井上さんは、後で見た感じでは手首を骨折されていたのではないだろうか‥。チームメイトのグーカワは一緒に走っていたので問題なし。ウィルや水曜会の石川くんも一緒だった。ゾノくんは巻き込まれるも落車までには至らずだったとのこと。
普久川ダムの上り: 19:21, ave:270w, ave173bpm/ max179bpm, ave100rpm
その後は先頭周辺でローテを回しながら最初のポイントである普久川ダムの上りに10番手くらいで入る。ギンリンのサコマさんと一緒に上っていたら、何にも無いところで、突然ダンシングしていた隣の選手が単独落車し、後輪に接触される。本当に勘弁して欲しい。それに後ろの幾人かが巻き込まれていた。KOMポイントを20番手くらいで通過。去年よりタイムは遅かったけど、結構キツかった。
そして、学校坂までの下り区間に入る。下りが下手だと思う自分(塚本さんはそんなに下手ではないと言ってもらったけど‥)でも、集団の下りは遅く感じる程で、サコマさんと先頭付近まで直ぐに出られた。この時で、集団は50人程だったかな。
学校坂: 5:52, ave307w, ave171bpm/ max173rpm, ave98rpm
上り始めからペースはまずまずで、300w程で進んでいく。その途中で写真撮影をするモトが来てから、先頭のペースがアップ。キツイけど付いて行くしかないので、我慢して上るのみであった。私も写真撮ってもらいましたが(笑)この区間は昨年よりも1分近く速かったです。グーカワが千切れていなくなっていた‥。
photo by シクロワイアード
ここまでで40㎞ほどで、長い上りが続く区間は終了です。ここから20㎞ほど下り基調のアップダウンが続きます。招待選手である武井選手(MTB全日本優勝者)がゴリゴリ前に出て来ます。身体が大きく外国人かと思ってましたが、オーラが明らかに他の選手と異なり気が付きました。私と同じゴキソハブを着けておられました。特に意識する訳でもなく終始集団前方に位置取りしました。アップダウンではゴキソが十二分に力を発揮してくれたと思います。下りは先頭で入り、上り返しでもしばらく脚を休めることが出来ました。
60㎞付近の慶佐次の補給ポイント。ここでボトルを一本捨てて、スポーツドリンクの入ったボトルをもらう。下って海岸線の平坦区間に出るが、集団は40人くらいだろうか。ローテを回すメンバーは限られているが、うまく回らなくて、度々中切れも起きる。中切れを埋めさせられることも起こり、ストレスを感じながら走っていた様に思います。そして、いよいよ短いながら勾配のキツイ脚を削られる区間に入って行きます。ここからはインターバルがかかります。去年は、そのインターバルに耐えきれず脚を削られ続けて、攣りへと繋がってしまいました。
有銘の上り: 4:37, ave290w, ave168bpm/ max173bpm, 93rpm
阿仁屋の上り: 3:29, ave293w, ave168rpm/ max172bpm, 92rpm
ペースはまずまず。ただ楽ではないが耐えられる程度です。周りの選手を見ていると、上りが得意そうな小柄な選手が集まっています。ジワジワとそうした選手が前に出て行きますが、それをペースに上ります。ダンシングした時に右脚大腿に攣りの兆候がみられました。疲労はさほど感じておらず、脚は全然残っていると思っていたので、ショックを受けましたが、落ち着いて身体と頭は別と考えて、より丁寧なペダリングを意識して上ることとしました。
いよいよ、勝負どころである羽地ダムの上りが近づいてきます。カヌチャベイの前の上りを越えて、羽地に至るまでの平坦区間でも、誰も前を引きたがらず速度も遅いため、集団は大人数のまま。しかし、羽地には絶対に先頭付近で入ると決めていたので、声を掛けてローテを回します。脚は羽地で戦えるだけは残すことは出来たと思いますが、疲労もありました。
羽地ダムの上り: 5:09, ave305w, ave175bpm/ max179bpm, 96rpm
上り区間に入ると同時に、サコマさんがアタックをかけます。そのアタックに反応できたのは、自分を含めて15人ほど。ここまで、ずっと一緒に走っていたウィルが千切れてしまいました。今日一番キツイ局面でした。ここで、集団→10秒差ほどの自分という状況になりました。このまま千切れてしまったらどんなに楽だろう。と一瞬思いましたが、それは、今まで頑張ってきた自分を裏切ることであり、その方が後で精神的によっぽどキツイ。と思い、絶対に追い付く、諦めないと心に決めました。
集団から目を離さず、回し続けていたら、少しづつですが集団が近づいて来ます。トンネルの前で5秒差くらいまで詰めました。トンネルを出てから、右折したら集団がまた10秒ほど離れています。ここで、平田整骨院の平田さんが応援してくれていたのがよく聞こえました。脚が攣りそうとか、息が苦しいとかは何も感じなかった。ただ、前を行く10人ほどの集団を見つめて踏んで回すのみ。
私の横を審判車が走ります。去年と同じ。私を先頭集団に復帰するかどうかを見極めていました。三段目の上り返しでダンシングで一気に詰めて、下りに入ったダム湖の橋の上で集団に復帰しました。今年は、昨年の自分を超えることができました。100km走ってきた後で、この10分間の平均出力は300w弱は出ていました。
ここからはゴールまで下りと平坦のみです。スプリント勝負でどうやって勝つかを考えながら、ローテを回します。イオン坂も全く問題なく通過できました。残り1キロ付近になって、皆で落車だけは避けましょうと声を掛け合い、位置取りします。右側から捲りたかったのですが、右側に優勝した選手が並んでいます。その選手が上がっていった後ろに入ります。残り200m。頭にスプリンター吉武くんの言葉が頭に浮かびます。スプリントに向けて速度を上げます。残り100m。腰を上げてスプリントしようとしたら、両脚の大腿から激痛が走ります。 TTを走った後の様な痛みです。腰を上げてダンシングする脚は残っておらず、そのままなだれ込んでゴールでした。結果は11位。Topとの差は約4秒と悔しい結果でした。
スタートして身体が温まって来てからは、脚も良く回り、かなり調子が良いことには気が付いていた。それでもキツイところはキツかったけれど、脚もしっかり残っていた。最後の勝負どころである羽地ダムの上りで、登坂力の差が如実に出てしまい、何とか追いついたものの、そこで最後に使うべき力を使い果たしてしまったことが敗因だと思います。今回は、着に絡むところまでレースをこの目で見届けることができたことは収穫でした。少し休んでから、弱点を補強できる練習内容を考えて行きたいと思います。
一緒に参加されました皆さま、大変お疲れ様でした。
また、今回のレースを糧に練習に励みましょう。
(また関門の正式result結果や写真など手に入ったら適宜up dateします)
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Result
ツールドおきなわ2017 100km U-39: 11位 2:57:09, (Topとの差)+4秒62
106.48km, ave205w/ NP246w, ave160bpm/ max179bpm, ave96rpm, 254.7TSS, 2202Kj
レース後のひととき
沖縄のTV局の取材を受けました(笑)
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